どうもこんにちわ 今回は一級整備士というものを知るということで一級整備士の資格を掘り下げて調べていきたいと思います。

そのお悩みを独学で一級整備士試験に合格した私が解説します。
一級自動車整備士は半世紀以上実施されていなかった
一級自動車整備士という資格は法律上存在はしていましたがずっと試験実施されていませんでした。しかし平成14年度に初めて一級小型自動車整備士の試験が実施されました。その理由として二級・三級整備士の整備技術の向上に重点を置いてきた等の理由があるそうです。
しかし近年においては
1. 電子装置の採用等、自動車の新技術の普及と将来的には、低公害車の普及による更なる高度整備技術革新の進展が待っている
2. 多様化する自動車ユ−ザ−の保守管理を支援するため、整備工場には、早く、正確で、分かり易い情報の提供が求められ、整備士には、この情報提供の先導的な役割が期待されている
3. 社会的に環境保全の重要性が認知され、整備工場におけるリサイクルの推進等、環境保全に向けた対応を図る必要性が増大している
などの状況下にあります。出典:一級自動車整備士Q&A
以上の理由から整備士の担う役割が増大し自動車整備事業全体のサ−ビスの高度化を促す必要性が生まれ社会的に重要なテ−マに貢献できる人材を育成するべく一級整備士の試験が実施されるようになったそうです。
種類
一級大型自動車整備士
一級二輪自動車整備士
種類としては3種類ありますが過去に大型と二輪はいまだに実施をされていません。現状実施の予定はないそうです(平成31年4月現在)
合格率
毎年問題の難易度で若干の合格率がことなりますがおおよそ30%くらいだと思います。
しかし専門学校で一級自動車整備士を取得するのと実務経験を得て一級自動車整備士を取得するの合格率の差は計り知れません。
学生さんが合格率を引き上げての30%という合格率の低さがうかがえます。
近年の合格率の考察記事はこちらからどうぞ
試験内容
口述試験
実技試験
があり、すべてに合格するとはれて合格となります。
専門学校へ通ったり実技講習を行うと実技試験は免除になります。
一級自動車整備士でないとできないこと
基本的にはありません笑
もともとなかった資格ですしね^^;
一級自動車整備士のメリット
Q&A 一級整備士を取得することでメリットを受けることができますか?一級整備士の受けるメリット
この「自動車整備技術者認定資格制度」※ を確固たるものにし、一級整備士の方々が高度整備技術力によるアドバイザ−能力で、「整備技術コンサルタント」として、サ−ビス業の原点となるお客様本位のサ−ビスを実践することにより、企業モラルの向上と併せて、自社の収益性を高め、一級整備士に対する高い社会的評価を勝ち取ることが、整備士自らの処遇改善に結び付く道であると確信しております。資格を取得することが目的ではなく、如何に資格のスキルを生かすか、一級整備士・整備工場・整備業界が、共にその持てる力を結集し、一致団結して取り組むことで、将来に明るい希望と自信の持てる整備事業の青写真を描き、活力の復活に向けて邁進することが今、何にも増して必要なときです。出典
一級自動車整備士Q&A | 一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会(JASPA)
- 振興会でのQ&Aによるメリットによると整備技術コンサルタントという一級をもっていないと取得できないマイナー資格があるのでこれを取得しさらなる技術を得ることができるそうです。
- 給料が上がる。会社によっては資格手当が2級と1級で差別化されていてより多く資格手当を受け取ることができる。
- 取得することによって幅広い知識が得られる
- お客様からの信頼感が増す(個人的にはこれが一番大きいと思います)
メリットデメリットを掘り下げて記事にしましたのでこちらの記事もご覧ください
実際に一級は取得した方が良いのか?
もちろん取得できるのであれば取得した方が良いと思います!!
ですが個人的な意見ですが学生から一級を目指す必要はないかなぁ・・とも思います。
上記でも書きましたが一級でないとできない作業はありません。取得したことによる給料の上り幅もそこまで高いとは思いません(会社によりますが)
学校で一級を取得すると二級より約200万円学費が増えます。そこまでの時間とお金をかけても取得するべきか?と問われたら私はNOと言います。なぜなら自動車整備士は知識ももちろん必要ですが経験が特に重要だと思います。より長い時間整備に携わることにより知識を凌駕する力を得ることができると思います。それに二級を取得して実務経験を積めば自分のやる気、努力次第で一級を取得することもできますしね。
まとめ
国家一級自動車整備士という資格についてまとめてみました。
整備士のみなさん!!一級整備士というものを知り取得を目指してみましょう^^
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