国家一級自動車整備士 口述試験対策 合格への手引き2(問1問診)

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1級整備士試験

どうもこんにちわ 今回は国家自動車整備士の口述試験の問1にあたる問診の出題傾向などを解説していきます。

・一級整備士口述試験の詳細を知りたい
・一級整備士口述試験を受ける予定で内容を把握したい(合格したい!!!!)
・一級整備士口述試験問1の問診の部分を特によく知りたい

そんな疑問を、独学で一級整備士資格を取得した私が実際に受験した経験、合格した後輩の情報、専門学校の先生のアドバイスを踏まえてまとめましたので是非とも参考にしてみてください。

最後に私が実際に問診でした質問も載せておきますのでそちらも参考にしていただければと思います。

口述試験の問1の問診を解説していきます。

口述試験全体の流れの概要はこちら↓↓に記載させていただいておりますので省略します。

 思考時間にやるべきこと

試験(問1)が始まる前に思考時間が10分間あります。

私はこの思考時間で実際に下記の行動をして合格をしました。行うことで試験をスムーズに行えますので是非とも参考にしてみてください。

・ 問題をよく読み車両の状態をよく把握する
FF、FR、2WD、4WD、何人乗り、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ、走行距離、使用状況などを把握することによって明確な症状を絞り出すことができます。
問診時にする可能性のある質問を全て書き出す
→症状に関係がありそうな質問を全て思考時間中に書き出し、試験中にスムーズに質問ができるようにする
・試験官からの設問の解答を考え書いておく

 試験中にすべき質問

教科書に記載されております問診の基本5項目というものがあります(下記参照)

・どこがどのように悪いのか(不具合現象)
・いつから悪いのか(月日、時間、発生頻度)
・どのような場所で悪いのか(道路状況、具体的な地名)
・どのような状態で悪いのか(走行条件、気象条件)
・再現できたのか(だれがやっても現象の感じ方は同じか)

これをまず基本として質問をしていきましょう。

できれば質問する順番は上記の1から順番にしていきましょう。

理由として試験官が採点しやすくするためです。公表はされていませんが試験官が採点をする採点表は上記の順番に書いてあることが予想されます。

なので試験官の採点しやすいように(人的ミスを防ぐため)なるべく基本項目の順番に沿って質問をしましょう。

ちなみに質問のしすぎは減点にはならないようなので心配しないで大丈夫ですが無駄な質問で時間を取られすぎないように注意しましょう。

試験官の質問に対する返答ですが、

返答を用意してない場合は、

「その質問は関係ありません」

不具合に関係ある質問だが判断できない、感じ取ることができない質問の場合は、

「わかりません」

と返答されるそうなので把握しておきましょう。

あと漠然とした質問に対して、

「具体的に質問してください」

という返答が返ってくるのではい、いいえで答えられる質問を心がけましょう。

 実際にする質問集

これは私が実際にメモしたものです。

参考にしていただければと思います。

どこから?(前後・上下・左右)
どんな時に?
月日
時間
発生頻度
症状の変化
事故歴、修復歴
どのような場所、路面(高速道路・一般道・平坦・凹凸路・上り坂・下り坂・乾いた路面・濡れた路面)
警告灯
天気(晴れ・雨)
気温(暑い・寒い)
車速
エンジン回転数
走行状態(渋滞・走行中・停車時)
エンジン暖気状態
乗車人数
エンジンの調子
アクセル操作(加速・急加速・減速・一定・アイドル)
ブレーキ操作(急ブレーキ・軽く・強く・)
ハンドル操作(切れ角・早く・遅く・直進)
シフトポジション
電気負荷
エアコン(ON・OFF・風量)
再現性
その他お気づきの点は?
()内は質問の答えを該当する方に〇をつけます。
私自身、このポイントを思考時間のメモに書き順番に質問をして合格をしました。
質問に対して試験官は多くはその質問は関係ありませんと解答が返ってきましたが、どの質問が点数になるかわからない状況なので時間が許す限りは質問をぶつけた方が合格率はあがるかと思います。

この質問を時間内にするのはかなり時間管理が必要になりますので時間内に質問ができるよう練習を行いましょう。

ちなみに私は3分30秒~4分以内に質問を終えるように練習をしていました。

 ※追記:症状の継続性症状のが改善するタイミングも聞くと答えに近づけることが多いとアドバイスをいただきましたのでこれから受ける際は継続性、改善するタイミングも質問候補に入れても良いかと思います。

上記の質問内容が覚えられない;;という人の為に歌で質問内容を覚えるというある裏技的学習方法を記事にしましたのでこちらもどうぞ

問診後の解答について

一通り必要がありそうな項目を質問をした後に具体的な質問をして症状を絞り込みましょう。

試験官より「問診の結果どこに不具合が考えられますが?」といった質問をされます。

この時のアドバイスですが答えを断定しないことです。これは専門学校の先生より答えを断定してしまったことで落ちた生徒がいると情報をいただいたのでアドバイスとして載せておきます。

例えば走行中のみに右前の方からゴーという音がするという内容を問診で聞き出せたとしましょう。

この時の該当する箇所を一か所に絞り込まずに不具合の可能性がある箇所をやんわりと解答すると良いと思います。

解答例としては

「走行中のみに右前からの異音ということなので、右前のタイヤ、ハブベアリング、ドライブシャフトなどの走行中に動く部品に不具合があると考えますのでそちらから点検を行います。」

例えばここでタイヤに不具合があります。と断定をしてしまうと誤答になる可能性がありますので明確にわからなかった場合は含みを持たせた解答をすると良いかと思います。

まとめ

以上が口述試験の問1の説明になります。

最後に時間の管理とおちついて質問すること。思考ロックせずに柔軟な気持ちを持って頑張りましょう!!

※追記:試験会場によるかもしれませんが問1が始まる際、試験を受ける部屋の外の入り口で試験開始の合図を受けて入室し、荷物を置き始まるので(私が受けた東京の会場はそうでした)質問時間はまるまる5分は使えないのでそちらも踏まえて事前準備を行うようにしましょう。

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