どうもこんにちは 今回は筆記試験のエンジン電子制御の教科書のサーキットテスタの確度の計算問題の解説を記事にしていきたいと思います。
その悩みを、独学で一級整備士資格を取得した私が実際に試験で解いていた方法を解説することでお手伝いします。
まず実際に出題されたいる過去問です。
過去問(31年3月)
過去問
テスタの直流電圧表示値が4.0000Vのとき、直流電圧計の性能表に記載の確度が5Vレンジで「0.025+5」と表記されたテスタの実際の電圧値は、3.9995V~4.0005Vの範囲になる。
教科書や参考書は数字がたくさんでてきて流し見する程度では理解ができないので公式を作って簡単に解けるように解説をしていきます。
まずは計算できるように下準備を行います
下準備
①、まず、4.0000Vの小数点よりあとの0の数を確認する。
この4.0000Vはヨンテンゼロゼロゼロゼロとゼロが4つ付いています。
なのでゼロの数は4です。
※ちなみに20.000Vはニジュッテンゼロゼロゼロなので3となります
②、0.025+5の内訳を理解する。
一、0.025+5の前側の0.025とは0.025%を意味しています。
数字にすると0.025×0.01(1%=0.01)=0.00025となります。
※電卓で0.025%と打ち込んでも同じ数字がでます。
二、後ろ側の+5は①で数えたゼロの数の一番右のゼロの位置を5に変えます。
①の4.0000 ☚この赤く記したところに5に変えると4.0005となります。
これで下準備完了
次は答えを出す計算式
計算式
問題の直流電圧表示値が4.0000Vと②の一、で説明した0.025+5の前半の0.025%(0.00025) を掛ける。
4.0000 × 0.00025 = 0.001
上記の計算で出した 0.001 と ②の二、で説明した4.0005を足す
0.001 + 4.0005 = 4.0015
これが上記の問題の3.9995V~4.0005Vの4.0005Vの部分になります。
よって答えは誤りです。
ちなみに範囲の下の部分は 4.0000 - 0.0015 = 3.9985
となります。
(4.0015ー4.0000=0.0015)
ちなみに私は下限の範囲は試験時間短縮の為計算をしていませんでした。
4.0000を中心に同じ範囲で±していることだけを確認して同じ範囲であれば計算をする時間が無駄になってしまいますからね。
確認の為、別の過去問を解いてみましょう
練習問題(平成29年3月)
テスタの直流電圧表示値が20.000 Vのとき、直流電圧計の性能表に確度が50 Vレンジで「0.03+2」と記載されていた場合の実際の電圧値は、19.992V ~20.008 Vの範囲になる。
20.000 × 0.03 × 0.01(%) = 0.006
20.000は小数点より後ろのゼロが3つなので20.002とする
これを足す
0.006 + 20.002 =20.008
よって問題は正となります。
まとめ
コツをつかんでしまえばサラっと問題が解けるようになります。
最近の傾向としては正誤の問題に使われる傾向があるので確実に解けないと問題を落としてしまう可能性があります。
計算のやり方は私が実際に解いていたやり方になりますが解き方の一つとして参考にしていただければ幸いです。
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