一級整備士の診療所

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【整備事例】ヴィッツ、パッソなど1KR エンジン震えの対策一例

どうも こんにちわ 今回はトヨタ系の車種に使われている1KRという1000CCエンジンの震えに対する対策の一例をあげていきたいと思います。

あくまで一例なので他に方法があったり症状によっては完治しないこともありますのでそちらも踏まえて参考にしていただければと思います。

 

 

 

1KRというエンジン

先ほどトヨタ系に使われているエンジンと書きましたがこのエンジンはたしかダイハツのエンジンです(違っていたらごめんなさい)トヨタ系の1000ccはこのエンジンが使用されているかと思います。現行のヴィッツやパッソ、ルーミー、タンクなどもこのエンジンが使われています。直列3気筒エンジンのエンジンです。

詳しくはこちら:トヨタ・KRエンジン - Wikipedia

ちなみにタイトルでエンジンの震え対策なんて書き方をしていますがこの1KR=エンジンが震えるという訳ではありません。

現在発売されている車種のエンジンは1KRというエンジンですが制御の仕方などの改善がはかられていますので震えるよってことは少ないかと思います。

 

なぜ震える(ガタガタいう)?

これはエンジンがガタガタいう(震える)一例です。状況や症状に応じて原因は変わってきます。

一番多いと思っているのが吸気系の部品が汚れてしまいエンジン回転数が下がってしまい結果ガタガタ震えます。

これはコンピュータで空気と燃料のバランスを制御する中で吸気系の部品に汚れがたまってしまうと、それが抵抗となってしまい。コンピュータで予想している回転数とずれが生じて震えるという流れが多いと思います。

1気筒死んだり、燃料であったり震える要因はたくさんありますが今回はこの1KRというエンジンでこの症状が多いのでそこに絞って対策一例をあげていきたいと思います。

 

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対策例

 

スロットルボデー清掃

これが一番効果を実感できるかと思います。上記の吸気系の部品というのがこのスロットルボデーという部品で汚れが溜まっていることが多いのでウエスなどで汚れをふき取りましょう。できることならば取り外してエンジンコンディショナーなどをしみこませて汚れを取り除くとよいかと思います。

注意点としては学習値などのリセットを忘れないようにしてください。

具体的にエンジンルームのヒューズボックスのEFIのヒューズを取り外して取り付け学習値のリセットを行ってください。バッテリを切る方法でもよいですがナビゲーションや時計などの記憶されているデータも消えてしまいますのでEFIヒューズでのリセットをオススメします。

 

ワコーズ スロットルバルブクリーナー

ワコーズ スロットルバルブクリーナー

 

 

ディーラーへ問い合わせてコンピューターのデータの書き換え情報がないか確認する

これは同じエンジンと言えど年式や車種、前期、後期などでも変わってくるので一概に何とも言えませんが、ヴィッツ(90系)などは数回データの書き換えの情報があったのを記憶しています。

これを行うと制御の設定がかわり震えが起きにくくなります。(どう設定が変わったかは具体的にはわかりませんが。)

そして地域やディーラーの考え方などにもよりますがおそらく費用はかからないかと思います。(私の最寄ディーラーでは保証期間外でもかかったことはありません)

データの書き換えに関しては民間の整備工場ではできませんので迷ったら問い合わせを行ってください。

 

 

RECS フューエルワンで吸気ラインを洗浄する

ワコーズの商品のRECSという商品でインテークマニホールド、吸気バルブラインを綺麗にしてエンジンの調子をよくして震えを抑制をします。セットでフューエルワンを添えるとさらに効果がでるのでそちらもセットでおすすめです。

RECSとは | WAKO'S - 株式会社和光ケミカル

 

 

 

 

エンジンマウントを交換する

エンジンが震えていてもその震えを運転手に伝えなければよい理論。

と言いつつ上記の清掃作業などをやって多少改善がされてもまだ震えが気になるというとき、エンジンマウントのゴム部の劣化等で振動を感じてしまうことがあります。

裏話をするとエンジンマウントも改善された部品に品番変更がされているものがあるので中身が改善される可能性があります。参考程度に。

 

 

 スロットルボデーの開度を調整する

これはディーラーなどではあまりやらない?方法かもしれません。スロットルボデーを清掃してもいまいち回転数があがらない車に対しての手段です。

ただしこれは条件があってスロットルの制御がワイヤー式のスロットルボデーしかできません。(現行は電子制御式のスロットル制御)

開度を調整することでアイドル回転を少し押し上げるような作業になります。

やり方はワイヤー部分ののナット位置を変えたり

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写真を参考にしてもらいボルト部の位置を調整をします。2枚目の鏡にうつっている部分にトルクスなどで回すと調整ができたりします。

 

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まとめ

今回はエンジンの震えについての対策一例を記事にしてみました。他に方法はあるかと思いますが上記の内容で整備の引き出しが増えたら良いなと思います。

エンジンを絞ったのは乗用車で3気筒のせいもあってか症状がでやすいエンジンとしてあげただけなので他のエンジンにも応用がきく方法だと思います。

参考にしていただければ幸いです。

 

 

おわり。