【必見】ユーザー車検を合格する為に点検、確認する箇所を一級整備士が解説

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雑学、ネタ

どうもこんにちわ 今回はユーザー車検を受ける前に点検、確認する箇所を整備士が解説と題してユーザー車検を受けようと考えている人に向けて点検確認すべきポイントを解説します。

・車検代を安くしたいからユーザー車検を考えている
・自分の車がユーザー車検で合格するかを知りたい

整備士歴10年以上持込車検歴5年以上、自動車検査員兼1級整備士の私がユーザー車検を受験する前に確認しておくポイントを解説します。

ユーザー車検受験前に点検確認をする必要性

結論から言うと、ユーザー車検を受験している車は不合格になっていることが多々あるからです。

車検場に5年以上通っている私はユーザー車検を受けて不合格になっている人を数多く見てきました。いざ、書類を揃えて車検場に行って車検を受けることができても不合格になっては時間も費用も無駄に掛かってしまいます。

不合格になる要因を無くすために検査前に点検、確認をした方が良い場所をまとめてみましたので参考にしていただければと思います。

ユーザー車検受験前に点検確認する箇所

車内

・点検ステッカー
・メーター内
・発煙筒
・ホーン

・点検ステッカー

フロントガラス助手席の上に貼ってある丸いステッカーです。
期限が切れてしまっていると保安基準の違反になってしまっています。期限がきれてしまっている場合は剥がしましょう。

・メーター内

メーター内の警告灯が点灯していないか。具体的にはエンジン、ブレーキ、エアバック(運転席、助手席)、ABSの警告灯がエンジン始動後も点灯している場合は車検は不合格になってしまいます。
もし点灯してしまっている場合は点検修理を行いましょう。
エンジン始動中はシートベルトの警告灯がちゃんと点灯しているかもみられますのでシートベルト警告灯の点灯状態も確認が必要です(シートベルトを外している状態)

発煙筒

発煙筒の有無も検査項目(その他)にありますので発煙筒が車内に入っているかも確認しましょう。

発煙筒には期限がついています。私が行っている車検場では期限までは確認されず仮に切れていても合格しますが、期限が切れている場合は交換をおすすめします。

ホーン

ホーンが鳴らないと保安基準不適合となります。ホーンがちゃんと鳴るかを確認しましょう。

エンジンルーム

ユーザー車検を受験時、エンジンルームは検査官にエンジン型式、車台番号(エンジンルームにある場合)を確認されるくらいで不適合になる箇所は少ないですが自身で必ずエンジンルームを確認をしておきましょう。

・ウォッシャー液
・バッテリー廻り

ウォッシャー液

検査をする際でウォッシャー液を出しワイパーの作動確認を行います。ウォッシャー液が入っているか、ウォッシャー液がでるかを確認しておきましょう。

バッテリー廻り

これは検査場によって若干違うかもしれませんが私が行く検査場はたまにバッテリーステーがちゃんと取り付いているかを確認されることがあるのでバッテリー端子、ステーがちゃんと取り付けられているか、手で軽く揺らしてみるなどをして確認をしてみましょう。

外観

・ワイパーラバー
・タイヤ
・ガラス

ワイパーラバー

ワイパーラバーが切れてしまっていると視認性という部分で車検に不合格となってしまいます(前のみ)。

2枚目の写真のようにワイパーラバーが切れていないかを確認し、切れている場合は交換をしましょう。

タイヤ

タイヤはナットの締め付け具合、亀裂、溝、ハミタイなどを確認されますが、ユーザー車検目線で確認すべきポイントはタイヤ溝があるかという点を重点的に確認しましょう。ハンドルを切るなどして内側の溝も確認するようにしましょう。
スリップサイン(1.6mm)まで溝が減ってしまっていると保安基準不適合となり車検に合格することができません(下記写真参照)

タイヤに関して検査官がタイヤのナットがちゃんと検査します。ホイールキャップ付きの場合は検査時にホイールキャップは外して受験するようにしましょう。外しておかないとその場で外すよう指示をされます。

ガラス

ガラスの割れ、吸盤、ステッカーが貼っていないかを確認しましょう。

ガラスのひび割れは修理もしくは交換をしないと車検に合格しませんのでもし割れている場合は修理を行ってください。

下廻り

・ブーツ類
・油脂類漏れ

ブーツ類

ラックブーツ、ドライブシャフトブーツ、タイロッドエンドブーツ、ロアボールジョイントブーツなどの下記画像の様なブーツ類が切れてしまっていると不合格となってしまいます。

ユーザー車検で不合格になる原因はこのブーツ類の見落としが一番多い気がします。ブーツが切れてしまっている場合は自動車整備工場で交換作業をしてもらうことをおすすめします。

油脂類の漏れ

エンジンオイル、ミッションオイル、パワステオイルなどの油脂類の著しい漏れは車検不適合となりますので車の下を覗き込んで漏れがないかを確認するようにしましょう。

灯火類

前後のライトがちゃんと点灯しているかを確認しましょう。不灯だと不合格になります。
これは一人では確認が難しいので二人以上で確認すると良いかと思います。

ライトの点灯の有無の他にもレンズが割れてしまったりしても不合格になりますので不灯、レンズ割れの場合は修理交換を行いましょう。

その他

・不正改造車
・ヘッドレスト

不正改造車

当たり前ですが不正改造車は車検に合格することができません。不正改造車の例を出すと、ハミタイ、スモークガラスなどが不正改造にあたります。

ヘッドレスト

チャイルドシートや荷物の兼ね合いでヘッドレストを外してしまったままの人をたまに見受けます。
運転席、助手席のヘッドレストが付いていないと保安基準違反となり車検に合格できません。(後部座席はOK)

外してしまっている人は付けましょう

予備検査


上記の箇所を点検、検査を行った上で車検場のまわりにあるであろう予備検査場で検査を受けましょう。
予備車検場とは車検を受ける前にライトの光軸調整、サイドスリップ、ブレーキ(制動力)、排ガス(CO,HC)を確認、調整をしてくれる場所です。

特にライトの光軸は調整を行わないと不合格になってしまうことがとても多いです。仮に自分の車が新しい車だとしても光軸がずれている可能性がよくあるので予備車検で検査を受けるようにしましょう。

注意点

上記の項目を確認、点検を行うことでユーザー車検に合格する可能性は間違いなく高くなります。

しかし、ユーザー車検に合格=安全な状態で車に乗れる訳ではありません

自動車整備振興会のYouTube動画でもユーザー車検の危険性を啓発している動画があります。
(振興会のまとめ動画記事はこちらからどうぞ)

費用的には整備工場で車検をお願いするより安くなるかと思いますが車検時に点検、整備を行わないことでユーザー車検直後に大きな修理が必要に!?・・なんてこともありえます。

一番は安全に車に乗り続ける為にも多少費用がかかっても自動車整備工場にて点検をしてもらうことが重要だと思います。

まとめ

今回はユーザー車検を受ける前に点検、確認する箇所というテーマで記事を書いてみました。
これからユーザー車検を受けようと考えている方の参考になれば幸いです。
このような記事を書いていますが上記の注意点で述べたように整備士目線から言えることは、安全面を考えて自動車整備工場にて車検をしてもらうのが一番だと思います
安全に車検をやった上で車検を安くやる!という私の経験を踏まえた記事はこちらから
安く車検をする方法を整備工場運営1級自動車整備士が詳しく解説
この記事を読んでみて・・
・ユーザー車検を考えていたが、なんだが難しそう。

・安全にお車を乗るために整備工場で受けてみよう。
と思った方がいるかもしれないので安く車検を受けられる方法を1つ紹介しておきます。
それは最寄りの車検料金を比較して設定料金が安い整備工場で車検を行うことです。
車検ができる整備工場を地域ごとに検索ができて、参考車検価格はこちらで知ることができます。
参考車検価格を調べてお得に車検を行い安心安全なカーライフを過ごしてみてはどうでしょうか?

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