どうもこんにちわ 今回は自動車のバッテリー交換時の注意事項、また私が行っているバッテリー交換方法を解説していきます。
そんなお悩みを整備士歴10年以上の一級整備士がバッテリー交換について詳しく解説します。
交換時の注意点
交換する際の注意点は以下の通りです。
交換手順
バッテリーを交換する際にまずバッテリを交換する手順が決まっています。
具体的な順番としては・・
→バッテリーを交換する際に邪魔になっているカバーや、バッテリーを固定しているステーを取り外します
2、バッテリーのマイナスターミナルを外す。
3、バッテリーのプラスターミナルを外す。
取り付ける際は逆手順で、1プラスターミナル、2マイナスターミナル、3カバーステーの順番となります。
交換作業
工具
乗用車のバッテリーであればターミナルのナットは基本10mmというサイズの工具で緩めたり締め付けることができます。
車種によってはカバー脱着時に8mm、12mm、クリップを取り外す必要があるのでバッテリーと取り外す前に確認をしましょう。
※この時にメガネの長い工具(ロング)をつかってしまうと、交換作業中にプラスターミナルとマイナスターミナルを同時に触ってしまうとショートしてバチバチと火花が飛びとても危険です。
なのでなるべくショートのメガネ、または絶縁されている工具を使って交換作業をするようにしましょう。(下記参照)
場所
火気のある場所、密閉空間での作業は行わないようにしましょう。
装備
バッテリーの箱に明記されている説明としては保護メガネ、ゴム手袋を着用してくださいと記載されています。
個人的な意見としてはちゃんと交換の注意点を理解していればそこまでする必要はないのかな?と思います。
プロが行う現場でも保護メガネ装着を装着している人をみたことがありません笑
その他
バッテリーは重いので交換時は落とさないように注意してください。
また、車によっては無理な体制での交換作業を行うことになりますので体に気を使いつつ作業を行ってください。
バッテリーを持つときのスーパーアイテムはこちら
バッテリ交換時に腰を痛めたという人をよく聞くので気を付けて!!
プロの現場の作業方法
実際に私(整備士)が行っている作業方法を一例として紹介します。これはおすすめする方法ではないので参考程度にしていただければと思います。
作業方法を結論から言えばエンジンを始動させながらバッテリーを交換します。
これはエンジンを始動しながらバッテリーを交換することでバッテリーを取り外した瞬間もエンジンは始動しているので常に電気が流れている状態となり車内の保持しているデータなどがリセットされないようにするためです。
具体的なリセット内容は車種にもよりますが、時計、ラジオ、カスタマイズ、ナビゲーションなどがあげられます。
結果このリセットされた情報を復元する手間をなくすために私(整備士)はエンジンを始動させながらバッテリー交換を行います。(私はディーラー時代にこの方法を教わりました。)
車にあまり詳しくない・・だけどDIYでリセットをせずに作業をしたい・・・
そんな人は・・エンジンを始動しなくてもバックアップができる専用のアイテムもあります。安全にバックアップ作業を行ってバッテリー交換を行いたいという方にはおすすめです。
まとめ
今回はバッテリー交換時の注意事項、私(整備士)が行う交換方法を解説についてまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
ちなみにエンジンを始動しながらの作業はディーラー、整備工場によってはリスク面をとって行っていないお店もあります。こんなやり方があるんだ・・程度に思っていただければと思います。
最後に整備士の私から一言
最近の車はエンジンの調子のデータで管理しており、バックアップを取らずバッテリー交換をしてしまうと一時的にエンジンの調子が悪く感じることがあったりもしますので、不安になった場合は最寄の自動車整備工場に相談してみることをオススメします。
ちなみに最寄りの工場に連絡しなくても【くらしのマーケット】で近くにいるプロに出張依頼をお願いするという手もあります ♪
どこの自動車整備工場にお願いするか迷っている人は一度覗いてみましょう。
コメント
大変興味深く読んでいただきました。
特にエンジンをかけたままで交換をするには驚きです。
又、取り付けの際は、私は必ずポストとターミナルのプラスとマイナスはブラシで磨いて
導電グリスを塗布しています。分解整備記録簿には必ずターミナル部の腐食の点検は
点検するようになっています。外して見ないと分かりません。
そうすることにより、通電もよくなり故障が回避されます。
車検時には必ず外して磨く事です。
コメントありがとうございます。導線グリスまでされているとはすばらしいです。私も参考にさせていただきます。情報ありがとうございました。
ほとんどの車は充電制御システムになっており、バッテリーの接続部に酸化被膜が多量に付くと電気抵抗が増し、バッテリーセンサーが誤作動を起こし、充電不良になります。車検時には必ずポストを磨く事を推奨します。その他の電気部品の通電がよくなり
故障が起こりません。これ、本当です。
コメント、貴重な情報ありがとうございます。参考にさせていただきます。