どうもこんにちわ 今回はホンダN-BOX(JF1)のエンジンチェックランプ点灯という故障事例の解説をします。
・エンジンチェックランプ点灯
・エンジンが震える(振動)
上記のような症状がでた場合、今回紹介する故障事例が原因の可能性があります。整備士歴10年以上の1級整備士が解説します。
車両
型式:GE6
初年度:26年3月
走行距離:約8万㎞
ご用命(症状)
・エンジンが震えた
点検、診断
チェックアンプ点灯しているので診断機をあててダイアグをチェック
出てきたのは・・
現状どういう状況かをデータモニターで確認します。
No2が現在進行形で失火カウンターにて失火検出していることを確認
・2番の単気筒のみの不具合(1番、3番は失火していない)
・ダイアグは失火以外検出されていない(ダイアグがでるような断線短絡はなし)
・数値的に完全失火している訳ではない(完全2番死亡ではない)
このことから2番単気筒の3要素(燃料、圧縮、火花)あたりに原因がありそうと判断。
一例として、イグニッションコイルのリーク、スパークプラグ不良、圧縮不良、インジュエクタ詰まりあたりの可能性があります。
原因をしぼったところでここからはパワーバランス点検にて故障原因を探求します。
点検する順番は時短のために簡単に点検をできるところから行いました。
1、イグニッションコイルを2番と1番を交換してデータモニターを確認
→失火カウンター数値は変わらず。
2、スパークプラグを2番と1番を交換してデータモニターを確認
→失火カウンターの数値が2番から1番に変化。
スパークプラグを1番に移動(交換)したら症状が1番に変化しました。
このことからスパークプラグが原因と判断できます。
交換部品
不具合をおこしてたスパークプラグはこちら
新品のスパークプラグはこちら
新品のスパークプラグ(3本)に交換して正常復帰しました。
まとめ
今回はホンダN-BOX(JF1)のエンジンチェックランプ点灯の故障事例を解説しました。
上記のようなチェックランプ点灯からの故障診断は診断機を用いた点検が不可欠です。
整備工場目線としては高額の故障診断機を使い知識、技術を用いて原因を探求しています。交換部品の工賃、部品代の他にコンピューター診断機使用料や点検費用がかかる場合があります。
そちらも含めてご理解いただければと思いつつ参考にしていただければ幸いです。
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