一級整備士の診療所

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電気自動車 ハイブリット車 事故対応 気を付けること まとめ

どうもこんにちは 今回は電気自動車 ハイブリット車 の事故が起きてしまった時の対応、気を付けることをまとめていきます。

経緯と致しまして、今度整備の組合の取り組みの一環として電気自動車やハイブリット車の事故を起こしてしまった時の対応というところで、一般の人へ向けた講習がありそのお手伝いをすることになり自らの勉強も兼ねて記事にまとめていきたいと思います。

 

 

目次

 

トヨタ プリウス

 

取扱説明書によると

 

●続発事故防止のため安全な場所に停車して、パーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にして、ハイブリッドシステムを停止する

●高電圧部位・高電圧配線(オレンジ色)などには、絶対にさわらない

●車室内および車室外に、はみ出している電気配線には絶対さわらない

●万一、車両火災が発生したときは、ABC 消火器を使用して消火する水をかける場合は、消火栓などから大量にかけてください

出典:トヨタ 取扱説明書 | プリウス | トヨタ自動車WEBサイト

 

 

 

との記載があります。ハイブリット車はガソリンでは使用していない高電圧を使用していますので感電の恐れがあります。ですので高電圧の配線を示すオレンジ色の配線には絶対に触れないようにしましょう。

 

プリウスに限ったことではないのですがハイブリット車のハイブリットバッテリは2種類ありましてバッテリの中の液体の性質がアルカリ性酸性と真逆になっています。

(新型プリウスは2WDと4WDで違っていたりします)

なので一級整備士の教科書などで液が漏れ出てしまった時は中和作業を行ってから作業を行うなどの表記もあるのですが現在の車で把握するのが正直困難なのでバッテリ液などが漏れ出ていた場合は絶対に近づかないようにしましょう。

 

 

 ホンダ フィットハイブリット

•オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧カバーが破損し配線や端子などが露出していた場合、それらの露出部分には絶対に触れないでください。また、露出した配線や端子が高電圧部分かどうか丌明な場合も、触れないでください。丌用意に触れると、重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡に至るおそれがあります。•やむを得ず高電圧ケーブルや高電圧部品の露出部分に触れる場合、または触れるおそれがあるときは、必ず絶縁保護具〔絶縁手袋、保護メガネ、絶縁靴〕を着用してください。

 

 

車両損傷などで高電圧部品内部の構成部品や高電圧配線の導体が露出していた場合は、絶対に触らないでください。高電圧部品に丌用意に触れると、重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡に至るおそれがあります。

やむを得ず高電圧ケーブルや高電圧部品の露出部分に触れる場合または触れるおそれがあるときは、必ず絶縁保護具〔絶縁手袋、保護メガネ、絶縁靴〕を着用してください。

 

出典:https://www.honda.co.jp/rescue-auto/fit-hybrid/fit-hybrid201610.pdf

 

フィットハイブリットも同じくオレンジ色の高電圧ケーブルには絶対に触れないというのが大前提です。やむを得ず触れる場合はというところまで記載がありますが事故を起こしてしまったときに絶縁手袋があるわけもないのでまずオレンジ色の高電圧ケーブルには触れないことというのがお約束ですね^^

 

 日産 リーフ

 

高電圧部品および高電圧ケーブルが露出しているときは絶対に触れない。

高電圧部品および高電圧ケーブルの位置は、高電圧部品についてを確認してください。

リチウムイオンバッテリーから液漏れが見られる場合は、すみやかに日産販売会社に連絡する。

火災が発生するおそれがあります。

車室内や車外に液体が漏れているときは絶対に触れない。

万一、リチウムイオンバッテリーから漏れた液体が皮膚や衣服に付着したときは、水道水などのきれいな水で洗い流し、すみやかに医師の診察を受けてください。

走行中、床下に強い衝撃を受けたときは、安全な場所に停車し、損傷が無いか点検する。

床下に損傷が見られる場合は、絶対に触れずすみやかに日産販売会社にご連絡ください。

リチウムイオンバッテリーや高電圧部品から火災が発生したときは、できるだけ早く車両から離れる。

火災を消火するときは、必ず電気火災用の消火器(ABC、BCまたはCタイプ)を使用してください。消火栓などから大量の放水が可能な場合のみ、水での消火も可能です。不適切な消火作業は危険なため、絶対に行わないでください。

けん引が必要なときは、前輪または4輪を持ち上げてけん引する。

けん引時に前輪が接地していると、走行用モーターが発電し、車両を損傷するおそれがあります。

けん引について

事故などで車両が損傷し、安全であることを確認できない場合は、車両から離れ日産販売会社に連絡する。

連絡するときは、電気自動車であることを伝えてください。

 上記の高電圧部品

電気自動車(EV)には高電圧部品が使われています。高電圧部品は高い電圧を使用していますので、分解や取り外しはしないでください。主な高電圧部品は次のとおりです。

 出典:日産:リーフ [ LEAF ] スペシャル 取扱説明書

 

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 電気自動車のリーフもハイブリット車と同じく高電圧ケーブル、部品には触れない!!

リーフの場合は床下に高電圧系の部品が設置されている為、事故だけでなく衝撃を受けた時も注意が必要です。

 

トヨタ MIRAI

 

■事故が発生したとき次のことをお守りいただかないと、車両火災や感電事故などが発生し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

●続発事故防止のため安全な場所に停車して、パーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にする

●水素ガスもれがないか確認する水素ガスもれの有無は、水素ガスのもれる音がする・マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されるなどの症状で確認できます。

●大量の水素ガスもれに気付いたときは、パワースイッチを OFF にしていったん車両から離れる水素ガスがもれているときや、異常な箇所が発見できないときなどは、火気を近づけないように、付近の人に救援を求めて監視人をつけるか、火気厳禁を表示して、ただちにトヨタ販売店へ連絡してください。

●発炎筒は車両の近くで使用しない車両の近くで使用すると、もれた水素ガスに引火して車両火災になるおそれがあり危険です。(→ P. 390)

●高電圧部位・高電圧配線(オレンジ色)などには、絶対にさわらない

●車室内および車室外にはみ出している電気配線には絶対にさわらない

●液体の付着やもれがある場合は絶対にさわらない駆動用電池の電解液(強アルカリ性)が目や皮膚にふれると失明や皮膚傷害のおそれがあり危険です。万一、目や皮膚に付着した場合はただちに多量の水で洗い流し、早急に医師の診察を受けてください。

●車両火災のときには、水素タンクの破損を軽減するために、水素タンク内の水素ガスが水素タンクバルブから車両後方ななめ下に放出されます。車両から離れてください。

●万一、車両火災が発生したときは、ABC 消火器を使用して消火できます水をかける場合は、消火栓などから大量にかけてください。

●前輪が接地した状態でけん引しない電気モーターから発電され、破損の状態によっては、火災のおそれがあり危険です。(→ P. 398)

 出典:トヨタ 取扱説明書 | MIRAI | トヨタ自動車WEBサイト

 

これは番外編的な感じで記載しておきますがトヨタの水素自動車のMIRAIです。

私はまだ実車をみたことがありません^^;

高電圧の注意書きの他に水素自動車なので発煙筒は近くで使用しないなどの他の車にはない注意書きもありますね。これからの車だと思いますので参考までに。

 

 

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まとめ

電気自動車、ハイブリット車で事故を起こしてしまったら

オレンジ色の高電圧ケーブルには触らない!!ってか近寄らない!!!!

どの車にも共通して言えるのはこれです。そしてレッカーをお願いする時などは必ずハイブリット車です。電気自動車です。と伝えるようにしましょう。

まぁ事故といってもケースバイケースなので全て近寄るな!というわけではありませんがそれでも修理工場などのアドバイスをもとに行動した方が良いのは間違いないと思います。