【故障事例】 ノアヴォクシー AZR60 始動不良 フューエルプレッシャーセンサー

故障事例

どうもこんにちわ 今回はAZR60系の(ノア ヴォクシー)の始動不良の車両が入庫しましたので不具合を解説していきます。

この型のヴォクシー、ノアで始動不良と聞くとスターター(セルモーター)やフューエルポンプなどがよくありますが今回説明をするフューエルプレッシャーセンサーの不良のパターンもありますので参考にしていただければと思います

 車両

 

ノア

AZR60

初年度平成13年

 

ご用命(症状)

 

・エンジン始動不良

 

現象確認

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クランキングOK

燃圧はなし

IGON時に電動ファンが回りっぱなし

IGON時メーター内チェックランプ点灯

 

クランキングを確認できればセルモーターはとりあえず良好と判断できます

点検、診断

 

電動ファンが回りっぱなしだったので何かのフェイルセーフが入っているかな?

と思い診断機にてダイアグを確認

 

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たーくさん入っていました笑

データモニター上で数字を診ても常時ですべて断線系の数字がでていました。(-40℃、など)

このコードのせいでフェイルセーフが働き電動ファンが動いていると判断。

配線図集を確認して共通する部分などを確認

上記のダイアグでの一番の共通する部分はアース系

データモニターも断線系だしアース線の断線を疑い点検

正常(アースok)

 

アースがokということで信号電圧がどこまできているかを確認することに。

水温センサーの信号線の電圧を確認(データモニター上はー40℃を表示)

信号線に電圧きていない(約0V)

 

電圧がきていないということは水温センサだけで考えるとECU不良ということになる。

※水温センサーの点検に関しては記事にまとめてあるので気になった方はこちらの記事をどうぞ

ECU不良ならばこの意味不明な症状も納得がいく・・でも踏ん切りがつかない・・;

迷いつつ現状をツイートすると優しいフォロワーさんから

「フューエルプレッシャーセンサーでは?」

的なツイートをいただきました。

配線図で確認するとVC線がダイアグがでているコードと多く一致!!!

怪しいと思いました・・・が!!、その時の私は、VCが悪さをした場合水温センサ、油温センサーの不良と結びつかない。VC線がショートした場合、メーター内のエンジンチェックランプが消灯するということを当時のトヨタ検定1級で学んでいたので点検もよくせずにVC系はないだろうと判断してしまいました・・;;

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この流れからECUと判断をし、中古ECUを注文

結果治らず・・orz

ちなみにECUを注文している間、故障車両ECUを見てみましたが、錆、はんだの外れなどがなく嫌な予感しまくりでこの嫌な予感的中で涙目でした^^;

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ECUの判断の決断は慎重に・・

ECUの判断ミスが確定したので再度点検・・何気なくVC線の抵抗を計ってみると・・地絡している・・!!!

確実に異常個所を発見し、どこが地絡をしているかを点検することに

→VC線で使っているセンサーのコネクタを一つずつ切り離して点検

 

写真消えたスロットルポジションセンサー;;

スロットルポジションセンサー

 

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ブレーキブーストセンサー

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バキュームセンサー

フューエルプレッシャーセンサー以外のセンサーを切り離しましたがVC地絡は改善しませんでした。

この時点でフューエルプレッシャーセンサーか配線のショートが確定しているのですが肝心のフューエルプレッシャーセンサーのコネクタがインマニと安全にかぶっていて抜けません。

この車両でインマニをとり外すのはかなりの重労働なのでネット、ディーラーからの情報集めをし、ほぼほぼフューエルプレッシャーセンサーの不良と判断しました。

ほぼほぼというところを踏まえてお客様に説明をしたところ修理をするという流れになりました。

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交換作業

 

交換工程を1から書くと、とても長くなってしまうので要点のみ

車上でもできるのですがお客様の追加の依頼でエンジンマウントもついで?に交換してくれとのことだったのでエンジンを下ろして作業することに・・

 

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エンジンをおろしてしまえば交換作業はスムーズにいきました。

ちなみに現在フューエルプレッシャーセンサー単品では供給されておらずセンサーがついている燃料の配管との一体部品でしかでてこないので注意が必要です

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↑新品部品

部品交換をし、無事にエンジンがかかりました♪

 

作業後感じたこと、反省点

 

・まずはECUの判断が早かったことを反省

・作業中に発覚したのですが電圧が掛かっていない状況だとなんとこのセンサー地絡していないことがわかりました。

センサー単体時に約5.2kΩ(交換部品)

新品部品も同等の抵抗値でした。

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よってフューエルプレッシャーセンサーか配線かの判断をする時にIGON時に抵抗を測定したいたのですがおそらくIGOFFで測定した場合地絡していなかったと思います。

配線は良好という判断ができた。

 

まとめ

 

以上がフューエルプレッシャーセンサーの故障事例の解説でした。

VC地絡でなぜ水温油温系の信号が入力されなかったのかは私の頭ではわかりませんでした。

この型で燃圧がないというと経験のある整備士は低圧のフューエルポンプを想像されるかもしれませんがフューエルプレッシャーセンサーが不良になることもありますのでよく点検をしてからの整備をしていただければと思います。

この記事がどこかの整備士さんの参考になればと思い私の思考の流れ(誤診)も書きました。

そちらも踏まえて参考にしていただければ幸いです。

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