令和元年7月に、平成27年から平成29年に生産したオデッセイの一部車両につきまして、保証延長がでていますので整備士歴10年以上の一級整備士がこの保証延長をかみくだいて解説をしていきます。
内容
外気温が低温時の始動直後に短距離の高速走行を繰り返すと、CVTプーリーの油圧が不足し、高速走行中に金属ベルトが滑って車体振動が発生して、エンジン回転の上昇やメーター内のセレクトポジション表示灯が点滅することがあります。
簡略するとエンジンの隣にあるCVTというエンジンの力をタイヤに伝える部品が壊れてしまい車全体に振動が発生や、メーターのランプが点灯してしまう可能性があります。とのことです。
対象車種
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車名 型式 通称名 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 ホンダ DBA-RC1 オデッセイ RC1-1100006~RC1-1124401
平成27年1月16日~平成29年3月28日RC1-5100001~RC1-5100045
平成27年2月3日~平成29年3月22日DBA-RC2 RC2-1100003~RC2-1103355
平成27年1月16日~平成29年7月21日RC2-5100001~RC2-5100020
平成27年1月30日~平成29年8月10日
保証期間
従来
新車を登録した日から
5年または10万Km以内
保証延長
新車を登録した日から
9年以内
修理内容
エンジン制御コンピューター(ECU)を対策プログラムに書き換えます。また、故障診断装置にて点検し、故障履歴があるものは無段変速機を新品と交換します。
実際にホンダディーラーに問い合わせてみたところ症状と診断機の結果によってコンピューターのデータの書き換えか、CVTASYYの交換になるとのことでした。
実際にどうすればよいの?
車体振動やエンジンチェックランプが点灯した場合は、ホンダディーラー相談するのが一番だと思います。
まとめ
以上がオデッセイの無段変速機(CVT)の保証期間延長に対するまとめでした。
保証延長はリコールとは違い、ハガキなどで通知がくるものではありません。
症状がでていたとしてもディーラーに診てもらわないと作業をしてもらえません。
民間の整備工場さんも保証延長について把握していなければ保証期間が過ぎていた場合通常料金での請求を受けてしまうかもしれませんのでお車を乗っているユーザーだけでなく整備工場の人も保証延長の把握をしていただければと思います。
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