【保証延長】ハイエース、トヨエース など1KDエンジン DPR　解説

令和元年５月に、平成26年から平成29年に生産したハイエース、レジアスエース、ダイナ、トヨエースの一部車両につきまして、保証延長がでていますので元トヨタ系ディーラー整備士がこのっ保証延長をかみくだいて解説をしていきます。

内容

高速走行等の高負荷運転を繰り返すと、DPRシステム(*1)の燃料添加弁周辺に炭化物が堆積し、燃料添加弁の噴射量が減少するため、DPR触媒のPM(*2)が十分に燃焼されず過度に堆積しエンジン警告灯が点灯することがあります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。

＊1. DPRシステム
排気ガスに含まれるPMや一酸化炭素、炭化水素を効率的に捕集と浄化を行うシステム（Diesel Particulate active Reduction の略）

＊2. PM
粒子状物質（Particulate Matter の略）

簡略すると排気ガスを綺麗にする部品が壊れてしまいエンジンチェックランプが点灯する可能性があります。とのことです。

対象車種

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詳しい車台ナンバーはこちら

対象車両

通称名	型式	対象車の含まれる 車台番号	製作期間
ハイエース レジアスエース	LDF-KDH201K QDF-KDH201K LDF-KDH201V QDF-KDH201V LDF-KDH201K改 QDF-KDH201K改	KDH201-0162673～ KDH201-0236969	平成27年 2月～ 平成29年10月
		KDH201-5016572～ KDH201-5030110	平成26年12月～ 平成29年 9月
	LDF-KDH206K LDF-KDH206V LDF-KDH206K改	KDH206-6009666～ KDH206-6017322	平成27年 1月～ 平成29年 9月
		KDH206-8084841～ KDH206-8125110	平成27年 1月～ 平成29年 9月
	LDF-KDH211K	KDH211-8005913～ KDH211-8008610	平成26年12月～ 平成29年 9月
	LDF-KDH221K	KDH221-0014451～ KDH221-0020554	平成26年12月～ 平成29年 9月
	LDF-KDH223B LDF-KDH223B改	KDH223-0022391～ KDH223-0034513	平成26年11月～ 平成29年 9月
ダイナ トヨエース	LDF-KDY221 QDF-KDY221	KDY221-8005165～ KDY221-8007426	平成26年12月～ 平成29年 9月
	LDF-KDY231 QDF-KDY231 LDF-KDY231改 QDF-KDY231改	KDY231-8018857～ KDY231-8031637	平成26年12月～ 平成29年 9月
	LDF-KDY241V	KDY241-0001325～ KDY241-0001434	平成26年11月～ 平成29年 9月
	LDF-KDY271	KDY271-0004095～ KDY271-0005413	平成26年11月～ 平成29年 9月
	LDF-KDY281 LDF-KDY281改	KDY281-0013083～ KDY281-0020395	平成26年12月～ 平成29年 9月

注意：対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。

保証期間

従来

新車を登録した日から
5年または10万Km以内

保証延長

新車を登録した日から
７年以内

修理内容

トヨタ販売店で点検をしてもらい該当する場合は無料で該当部品を補給品と交換してくれます。

実際にどうすればよいの？

エンジンチェックランプが点灯した場合は、仮に普段トヨタ以外の整備工場で点検整備を行っている場合でも保証に関してはトヨタディーラーでないと判断ができませんのでトヨタディーラーへ相談するのが一番だと思います。

まとめ

以上がハイエース、レジアスエース、ダイナ、トヨエース 1KDエンジン DPRの保証延長に対するまとめでした。

 保証延長はリコールとは違い、ハガキなどで通知がくるものではありません。

症状がでていたとしてもディーラーに診てもらわないと作業をしてもらえません。

民間の整備工場さんも保証延長について把握していなければ保証期間が過ぎていた場合通常料金での請求を受けてしまうかもしれませんのでお車を乗っているユーザーだけでなく整備工場の人も保証延長の把握をしていただければと思います。

出典：トヨタ リコール等情報 ｜ 保証期間延長等のその他の情報 ｜ ハイエース、レジアスエース、ダイナ、トヨエース 1KDエンジン DPRシステムの修理