【整備士向け】エアフロメーターの故障探求解説

雑学、ネタ

どうもこんにちは 今回はエアフロメーターの故障探求についての基本的な流れを記事にしていきたいと思います。

 

・エアフロメーターの故障探求方法が知りたい

整備士歴10年以上の一級自動車整備士が解説をします。

きっかけ

この記事を書こうとしたきっかけは…

後輩整備士がチェックランプ点灯⇒リーン異常⇒エアフロメーター交換という流れを対して調べずに行っていたのを目にして……

 

「なぜエアフロメーターを交換したの?」

 

と、私が尋ねると・・

『いや、分からないですけど前回、同じ症状でこれでなおったので・・。』

という回答を後輩より受けてなんとも言えない気持ちになったのを覚えています…。

おそらくですが専門学校でエアフロメーターの構造を理解し、故障探求をマスターしてくる人は少ないと思います。

実際に故障車両を診て経験を得ることで気づき、学ぶべきものだと私は考えます。

でもその学びを放棄して前回もこれでなおったのでという考えることをしない選択肢はどうかと思います。

教えてなかった先輩が悪いのかな^^;?

お客さんを相手にお金を頂く専門家として最高のパフォーマンスを出すために基本的な知識を共に勉強しましょう

 

エアフロメーターの基本構造

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エアフロメーターは、吸入空気の量を検出してエンジンのコンピュータに電気信号として送る部品です。

 吸入空気の一部をバイパスさせて吸気温度測定用の抵抗と加熱抵抗の熱線で構成される回路でエンジンの吸入空気量を計測します。

フラップ式、熱線式、カルマン渦式といった方式がありますがこれは予備知識くらいでよいと思います。

吸入空気量を検出したらどうなるの?

 

エアフロメーター=吸入空気量を検出するもの

というのは専門学校でもよく勉強している?内容のようで把握している方が多いそうですが、

検出してなにをしているの?

という問いに答えられない人もいるのでその辺はちょっと書いておきます。

エアフロメーターで吸入空気量を検出してコンピューターは燃料と空気のバランスをみています(他のセンサーの情報も含みます)

 

このバランスがずれるとコンピューターは燃料の量を調整して最適の状態を保とうとしています。

エアフロメーターが検出している数字がずれると燃料噴射の量がずれるので結果的に車の調子が悪くなります。

例えるならば
正常時100の空気と100燃料が必要だとします。
空気の量が110に増えたらコンピュータは燃料を110に増やせと指示を出します。
エアフロメーターの故障で実際の空気が100なのに150とコンピュータへ入力した結果150分の燃料がでてきて空気が100、燃料が150となりリッチになります。
逆に実際の空気が100、エアフロメーター故障で50とコンピューターへ入力すると50の燃料が出力され空気が100、燃料が50となりリーンになります。

そのバランスが極端にずれるとリッチやリーンのチェックランプがつきます。

エアフロメーター単体で断線や短絡になってしまうとエアフロメーターのチェックランプがつきます。

点検方法

まず症状によりますがエアフロメーターがからむ故障は・・

1、エアフロメーターに関するチェックランプが点灯する
2、リッチ、リーン系のチェックランプが点灯する
3、エンジンの調子が悪い(空燃比系)

 

1エアフロメーターの故障はエアフロメーター単体の断線、短絡、コンピュータ、配線の断線、短絡あたりになるので修理書で確認してみましょう。

2、3の場合はエアフロメーターとは限らないのでエアフロメーターかどうかの点検が必要になってきます。

データモニターでの補正値などを参考にして空燃比のズレを確認してエアフロメーターの可能性があるのならばエアフロメーターが検出している電圧(吸入空気量)を確認します

IG、ONでの数字を確認して特性ずれがあるかどうかを確認しましょう

トヨタ(NCP系)の場合は基準値

1.6~170.0(g/s)

 

 

 

単位を変えると180g/sなのでこれは外れていますね

日産の場合は(E11)

0.4V

メーカーによっては表記方法が異なりますのでこれも修理書の確認をお願い致します。

 

この数字がずれると上記に記載した空気と燃料のバランスがくずれ調子が悪くなります。

メーカーによってはアイドリング時などの正常値も記載されているので修理書を確認しましょう。

 

まとめ

今回は空燃比からみるエアフロメーターの基本的な構造を簡単に記事にしてみました。

エアフロメーターから空燃比をマスターして私の後輩整備士を反面教師として高みを目指していただければと思います。

おわり

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