HE22Sのラパンの車検終了後車検証交付時にてリコールの案内がでてきたので作業してもらいました。
HE22Sラパンのバックドアダンパのリコールについて整備士歴10年以上の1級整備士が解説をします。
リコール内容
バックドアのガス封入式バランサにおいて、外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なため、外筒が腐食するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、腐食が進行して封入されたガス圧により外筒が破損し、最悪の場合、バックドアを開く際に周囲の人が負傷するおそれがあります。
要約するとバックドアのダンパー(リヤゲードダンパーショック)が腐食しダンパーが機能しなくなりバックドアが上がらない、もしくは下がってしまい怪我をする可能性がある。とのことです。
開始時期
平成29年4月14日
対象車種
ラパン
ソリオ
イグニス
ソリオ
イグニス
詳しい車体番号などはこちらから確認ください
車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲
及び製作期間リコール対象車の台数 備考 スズキ DBA-HE22S 「アルト ラパン」 HE22S-100077~HE22S-445446
平成20年11月3日~平成27年5月15日196,875 HE22S-810020~HE22S-891654
平成25年6月6日~平成27年5月18日56,166 CBA-HE22S HE22S-800058~HE22S-803812
平成20年11月3日~平成22年7月30日3,725 DBA-MA15S 「ソリオ」 MA15S-100122~MA15S-960140
平成22年12月22日~平成27年7月31日159,743 DBA-MA26S MA26S-100028~MA26S-102542
平成27年7月27日~平成28年3月25日2,504 DAA-MA36S MA36S-100062~MA36S-113200
平成27年7月29日~平成28年3月24日13,089 MA36S-600035~MA36S-614969
平成27年7月29日~平成28年3月24日14,926 DAA-MA46S MA46S-100041~MA46S-100055
平成27年12月2日~平成27年12月4日15 MA46S-600054~MA46S-600068
平成27年12月2日~平成27年12月4日15 DAA-FF21S 「イグニス」 FF21S-100119~FF21S-105279
平成28年1月8日~平成28年3月24日5,137 (計7型式) (計3車種) (製作期間の全体の範囲)
平成20年11月3日~平成28年3月25日(計452,195台)
リコールの対象となるバックドアダンパー
言うなればバックドア(リヤゲート)を支えている左右の棒です。これが今回のリコールの対象の部品です。
リコール部品の不適切な部分
〇で囲ってあるところが上記の外筒のエンドキャップ部です。ここが塗装が不適切で腐食し破損する恐れがあるとのことです。
リコールで交換してもらった部品
対策された部品に交換してもらいました。〇の部分の形状が変わっています。
まとめ
スズキ ラパンのリコール解説でした。
参考にしていただければ幸いです。
対象車種にお乗りの方は早めにスズキディーラーへ連絡し作業の実施をオススメします。
自動車関係の人へ向けたラインスタンプを作りました。もしよければこちらもどうぞ♪
コメント