どうもこんにちわ 今回は自動車整備士資格のシンボルマークをオリジナルで作成しました。
私自身が国家1級整備士資格を取得後から、ずっとオリジナルシンボルマークを作成したいと構想を練っていたものが、友人、同業者、SNSの仲間からの応援アドバイスをいただき、やっと完成に至りました。
作成した経緯、目的は下記で詳しく解説を行いますが、このシンボルマークには整備士の給料アップ、地位が向上してほしいという気持も込められています。
自動車整備士の地位向上、整備士としての仕事をしやすく改善するために今の自分は何ができるだろう・・の思考からたどり着いた一つのゴールが、この自動車整備士資格マークです。整備士歴10年以上の1級整備士がこの想いを解説します。
自動車整備士資格シンボルマークとは?
自動車整備士資格シンボルマークとは文字通り自動車整備士資格(国家1級自動車整備士、国家2級自動車整備士、国家3級自動車整備士)を取得していることをアピールするためのマークです。
ディーラー、ガソリンスタンドでは資格名が書かれたワッペンや名札を目にすることってありませんか?・・まぁアレです。
自動車整備士資格シンボルマーク作成のきっかけ
私が作成しようと思ったきっかけ3つあります。
・お客様からの評価が欲しい
・前職の経験
・国の取り組み
国土交通省が27年6月に発表している自動車整備士不足の現状と行政の取組という資料にて、自動車整備要員人材不足対策の方向性の一つとして自動車整備士の魅力向上するためにシンボルマークの作成・名札等への明記の奨励という案がでていました。
参考資料:自動車整備士不足の現状と行政の取組
この案の詳細はありませんでしたが、私自身シンボルマークがあったらつけたいと素直に思いました。が、この案は未対応という結果に終わってしまいました。
かなり期待をしていただけに残念に思いましたが国で作らないのであれば自分でシンボルマークを作ってみよう。というものがきっかけの1つでした。
・お客様からの評価が欲しい
せっかくお金と時間をかけて取得した自動車整備士という国家資格。
取得した資格が明記されているのは合格証書と整備士手帳のみ。これだとせっかく国家資格を取得しているのに客観的に見たらどんな資格を持っているか分からないただの作業員Aでしかない・・。
そんなのおもしろくないし、お客様から私は国家資格を持っているということを知って欲しいと思ったこともきっかけの1つです。
・前職の経験
3つ目のきっかけはもともと勤めていたトヨタ系ディーラーは、トヨタ技術検定1級取得者にはつなぎにカッコいいワッペンが付きます。※写真参照
このようなワッペンをつけて仕事をすると後輩からは憧れられ、お客様や営業マンからは信頼されます。資格取得した証が目に見えるところにあることで周りの評価、モチベーションが向上するだろうと考えたことがきっかけの1つでした。
上記のきっかけから自動車整備士資格マークは、合格証や手帳では得ることができない評価、モチベーションを得ることができそう!!
オリジナルなデザインを自分で作ろう!!
上記のきっかけから自分でデザインを考え、自動車整備士資格シンボルマークを作成しました。
デザイン紹介
私が考えたデザインがこちらです
画像デザイン
1級は金色、2級は銀色、3級は銅色のようなオリンピックのメダルを意識して作成。
構成としては、〇級自動車整備士、Car doctorの文字に背景に車と工具。
さらにSNSで絡んでいただいている数名の方に細かいアドバイスをいただきました。
ごちゃごちゃしすぎると分かりにくくなってしまうので要素を絞って一発で自動車整備士と分かることを意識してデザインしました。
目立たせつつデザインはシンプルに♪
半年以上悩みに悩んで作りましたが納得がいくデザインとなりました。
ワッペンデザイン
上記のデザインから作業着に装着できるようにしたデザインがこちらです。
1級デザイン
2級デザイン
3級デザイン
装着するとこんな感じ
装着場所は自由ですが左肩はペン入れポケットがあるので右肩部分に付けてみました。
胸の位置などの目立つ位置に付けても良いかもしれません。
シンボルマークをつけてみた人の感想
同じ地域で整備工場を経営している人、Twitterでお世話になっている人にサンプルとして資格シンボルマークを付けていただきました。実際に付けてみてどうだったのか。感想やお客様の反応を紹介します。
つなぎに着用
・お客様から「カッコいいね!!」とお声がけいただいた。
・持込車検へ行ったときに検査官から「1級すごいっすね」と話しかけられた。
・デザインが気に入っている
つなぎに着用
・鈑金工場をメインでやっているので鈑金だけではなく整備もできる、という点をアピールするために付けようと思った。
・家族からの評価は良い(奥さんから1級じゃないんだ?と言われました笑)
・ワッペンじゃなくて安全ピンやマジックテープで着用できたらありがたい
Twitterにてお世話になっているはなまるおーとさんに整備士ワッペンを使用していただきました。
🥈〔2級自動車整備士〕🥈
ワッペンを付けて整備士を
改めて自覚する事が出来ました✌️
何よりカッコ良きです😆💨@yae_shinryou_jo ヤヱさんありがとうございます📝
次めざすは‼️
🥇〔1級自動車整備士〕に俺は(ry pic.twitter.com/Kht1cC5ztS— はなまるおーと:豊後高田市 (@870870870ss) October 21, 2021
・整備士を自覚することができた。
・何よりカッコ良き
YouTubeチャンネル登録者17万人以上の森本モータースさんにも実際に整備士ワッペンを使用していただきました。
@yae_shinryou_jo
ワッペンの提供ありがとうございました😊
目立つ位置に貼ればお客様に「それ何なん?」と話しかけられます。
ワッペンがキッカケでお客様に認知も広げられるので有効だと感じました😄
一級のワッペンはいつ貼れるようになるか不明です😅 pic.twitter.com/AqsLxBYKcx— 森本モータース (@mmmotor) November 1, 2021
・認知が広められる
・有効
自動車整備士資格シンボルマークのメリット・デメリット
使用していただいた意見を踏まえて自動車整備士資格シンボルマークのメリットデメリットを考えてみました。
メリット
メリットとして大きく3点あげます
・万人にアピールできる
・他店との差別化
整備士さんなんですか?すごいですね^^
デメリット
資格シンボルマークのデメリットも考えてみました。
・悪用される可能性
・ワッペン代(費用面)
・ミスしたときのイメージダウン率
信頼を得るための資格シンボルマークですが仮に整備ミスなどのお客様の信頼を損なうことをやってしまった場合
「資格を持っているのにミスしてしまうの?」
といったようなアピールしている分イメージダウンするパーセンテージは大きくなってしまうのかな?と予想しました。
ミスの内容、ミス前後の対応次第が重要な部分だと思うので資格シンボルマークのあるなしでそこまで大きく状況が変わることはないと思いますが^^;
・悪用される可能性
さすがにないと思いますが無資格者があえてこのワッペンを装着して、あたかも資格を持っていると偽る可能性もあるのでは?と考えましたが・・このパターンに関しては私個人としてどうすることもできません。各々自分の資格を正直にアピールしていきましょう。
・ワッペン代(費用面)
資格シンボルマークは作業着にアイロンで圧着して取り付けるものなので付替えができません。
つまり作業着の数だけ資格シンボルマークが必要になります。1個あたりの単価は高くないですが作業着を新しくするごとに必要になってくるのでこの費用面という部分はデメリットになると思います。
私自身は上記のメリットを得るために時間と費用をかけて作成したので費用面はデメリットにはなりますがそれ以上のメリットが付いてくると確信しています。
※自動車整備士資格シンボルマークの需要があるのであれば、上記の意見でいただいた安全ピンやマジックテープなどの装着方法も検討していこうと思っています。
私の願い
私の資格シンボルマーク作成しての願いとしてが冒頭にも触れましたが、せっかくお金と時間をかけて取得した自動車整備士という資格に自信と誇りを持ちたい、持ってもらいたい。
私や私の身近のたくさんの人がこの資格シンボルマークを使用して多くのメリットを感じました。
このメリットは、まわりまわって自店舗の売り上げ、利益の向上に繋がると信じています。
ということは結果自動車整備士の給料アップや地位向上のきっかけの1つになるのではないか・・と、私は考えます。
整備士の給料アップ、地位向上の貢献度としては微々たるものかもしれませんが、私個人として何ができるのか。を、考え願った結果たどり着いた一つの答えが資格シンボルマークでした。
整備士資格ワッペンの入手方法について
この願いを共有してもええよーと考えてくれた人に向けてストック分ではありますが資格ワッペンを販売します。
需要があるようであれば追加で作成を予定しております。
ワッペン以外の商品はこちら
ステッカー、キーホルダーなどの商品をスズリで商品化しましたので興味がある方はこちら
まとめ
この記事で私の主張、願いのまとめ↓
今回はブログ記事内容で整備士の地位向上を訴えるではなく、私個人が行動を起こした内容を記事にしてみました。
整備士界隈全体から見たらとても小さなことですが、行動を起こせたという意味でとても満足しております。
デザイン代、製作費など私のお財布には大打撃でしたが笑、実際に装着してみて本当にお客様からの反応が良くて作成してよかったです。